前ページに引き続き、水石の飾り方について解説します。ここでは、水石を飾るうえであまりよくない例を数例挙
げたいと思います。まずは、右の写真を御覧ください。この写真例のように、石を直接水盤のうえに載せる事はやめましょう。石を台座でなく水盤で飾る場合には、かならず砂を水盤に敷き詰め、そこに石を据えるようにしてください。
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次にまた右の写真を御覧ください。この例では今度は台座に据えた水石を、直接畳面すなわち床面に置いています。これは台座を使用する場合であっても、水盤を使用する場合であっても同様ですが、水石を飾る場合には必ず卓の上に据えるようにしてください。 |
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今度の例は、水盤に石を据える場合のよくない例です。右の写真例では、石の大きさ(この場合は石の高さ)に対して水盤の大きさ(この場合は巾)が、小さすぎるため景に広がりが感じられません。石を水盤に据える場合には石の全体のバランスを考えて据えるようにしてください。 |
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上の写真のように、台座であっても水盤であっても、必ず卓上に水石を据え置き、また水盤の場合には、石と水盤との大きさの比率をよく見て考えながら飾るようにします。
そしてまた、卓と水盤や台座との大きさも同様に、バランスよく飾るようにしましょう。 |