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ここでは、水石の形による種類についてご紹介したいとおもいます。
水石には、先人達が名付けた、石の形から想起される様々な名前がつけられています。
一例をあげますと、山の形をした水石には「遠山」、山中の滝を想起させるものには、「滝石」などの名前です。それぞれごとに簡単に解説を入れながら写真をつけておりますので、どうぞお楽しみください。
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山形石を代表とする遠山石は、山水景石において基本的な形状であり、遠い山容を連想させるもので、水石界ではしばしば「遠山に始まり、遠山に終わる」といわれます。
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島形は、絶海の孤島の姿、あるいは海上に澎洋と浮かぶ島の景趣もあれば、波穏やかな湖面に静かに影を落とす小さな島の風景を表すものもあります。岩潟は、海上や湖面に突き出た岩のさま、入江に打ち寄せる波の景などを彷彿とさせる姿のものです。
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溜まり石の特徴は、石の上面に水を注げば溜まるくぼみを有すること。溜まり内面の芸はもとより、その形、広さ、大きさ、縁など、石全体との変化と調和を示したものでなければならず、鑑賞上重要なポイントとなります。
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