一般社団法人    
  日本水石協会    
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ごあいさつ
     
  水石とは、山水景情の総称であります。水石は、一石のなかから大宇宙を感得するもので、趣味のなかでもっとも奥を極めたものといわれます。また、水石と盆栽は車の車輪とも言われ、盆栽の愛好家即水石の愛好家でもあるわけですが、盆栽のさらに奥にあるのが水石だということができます。
水石の歴史は、室町中期の流行にともなって始まったと伝えられ、西本願寺の寺宝銘「末の松山」や徳川美術館蔵醍醐天皇愛石銘『夢の浮橋』などの名石がいまに残されています。その後、禅や茶事と結びつき、精神的な深みをもつことになりました。本格的水石趣味が始まったのは江戸末期から明治中期と思われます。ョ山陽を代表とする文人墨客から自然石による山水美観賞の気風が、明治に入ると盆栽趣味家に受継がれ、自然芸術趣味の極致といわれる水石は、日本的美意識の神髄です。
日本には豊かな自然を形成する山河が多く全国各地で雅味のある水石を産出します。水石の観賞は、それを眺める人の心にあるといわれます。
大自然に心あそばせる、すぐれた山水景石、姿石や紋様石を見て森羅万像、自然の風物詩に溶けこんでゆく幽玄な侘び寂びに通じる沈潜した無限の世界があります。
日本水石協会は水石を愛する人の会です。皆様の入会を御待ち申し上げております。
 
     
 
 
日本水石協会
 
 
2000年7月 記
 
 
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